誰にも遠慮せず、自分の人生を生きるべく日々もがいています。
DJ OYAYUBI です。
この記事では
・毎日こなすだけの代わり映えのない人生に飽き飽きしている
・世間一般で言う幸せを手に入れているが、何故か心が満たされない。
・転職など、今の現状を打破したいが勇気が出ない。行動に移せない。
・日曜の夕方には、仕事が頭にチラつき 嗚咽している。
という方に、ぶっ刺さる 珠玉の1冊をお届けいたします。※一部ネタバレ注意です。
※僕自身、週に3冊は必ず読むペースで、今まで読んできた本は優に500冊は超えています。(漫画含む)
その中でも『これだけは絶っっ対に読んだ方が良い!!人生変わる!!!』レベルの超厳選の本のみ、このBLOGでは取り上げていきます。
上の画像を見ていただければ、この本がどれだけすごいのか分かっていただけるのではないでしょうか。
私が衝撃・感銘を受け、角を折った(ドッグイヤーというらしい)数なんと、22か所。
大体私がこの手の本でのドッグイヤーが5とか6か所なので、その多さが際立ちます。
全然古くないどころか、ドンピシャの『今』を暴く1冊。 『自分の中に毒を持て』岡本太郎
岡本 太郎さんと聞いて、読者の皆さんはどんなイメージが真っ先に浮かびましたか?
私は、「奇人」「変人」「芸術は爆発だの人」「太陽の塔の人」でした。ほとんどの人がこのどれかに当てはまるのではないでしょうか。
しかし、この本を読み進めていくにつれ、そのイメージは180度ひっくり返されます。
彼は、『他の誰よりも弱い自分と闘い、誰よりも迷い、誰よりも自分に正直に生きた人間』だったのです。
僕は“幸福反対論者”だ。
幸福というのは、自分に辛いことや心配なことが何もなくて、ぬくぬくと、安全な状態を言うんだ。
だが人類全体のことを考えてみてほしい。
世の中にはひどい苦労をしている人がいっぱいいる。この地球上には辛いことばかりじゃないか。
深く考えたら、人類全体の痛みをちょっとでも感じとる想像力があったら、幸福ということはありえない。 (自分の中に毒を持て ≪新装版≫より)
この文章を見るだけでも、「岡本 太郎」という人物の層の深さに溺れそうになります。
夢を抑圧し、閉ざしてしまう社会の壁。
日本の若者の目が死んでいる理由について、著者は鋭利に、しかし真正面からその本質を語っています。
学生時代には、誰でもかなり自由な考え方ができる。そして自分の人生に夢を持っている。
また欧米以上に若い人が甘やかされている。まだ子供だと甘やかされているうちに、つい遊んでしまう。
だから自分が本当に勉強したいということをあまり勉強しない。
そして実社会に出てしまうと、会社内の事情に一応明るくて、上司、同僚と後輩という人間関係さえ適切に処理すれば事足りる。
だから“生き甲斐”なんて考えるのが馬鹿らしくなる。
会社は忙しいし、夜帰ってくると疲れてしまうし、そのうち結婚し、家を持ってしまうと、型通りの家庭生活に入ってしまう。大体において、ここで人生を諦める。
自分の中に毒を持て ≪新装版≫岡本 太郎
「えっ….?ワシのことやないか!!」と陣内さんばりに叫んでしまった、そこのあなた。
1人ではありません。私もです。
1993年に刊行された本とは思えない、現代人にぶっ刺さる文章が本書にはこれでもかと詰め込まれています。ある意味、怖いくらいですよね。。
もう1つだけ、私が震えた箇所を紹介させてください。
舗装道路の上をハイスピードの直通大型バスが定期的に走っている。
車前面には行先が明示されており、それに乗り込みさえすれば、黙っていても目的地に着くのである。
はじめから全部分かってしまっている。
両親の姿を見れば、自分の未来像もその背後にダブって見えてしまう。
あれよりも、いくらかよいかもしれないし、下手すれば、ちょっと悪くなる程度。
適当に、ほどよく、調子よく。
バスに乗り込む為に受験勉強はするけど、それが生き甲斐につながっているとは、誰も思わない。
今日の若者のむなしさがそこにある。
自分の中に毒を持て≪新装版≫
わしやないかーーーーーーーーーーーーーーーーーい!!(2回目)
「芸術は爆発だ」の真意
新語・流行語にもなり、代名詞とも言えるこのフレーズ。
爆発のイメージが独り歩きし、著者の意図している意味とズレがあることが本書から分かる。
一般の「爆発」は、ドカンと大きな音が響いて、物が飛び散り、人々を血みどろにさせたり、不吉でおどろおどろしい。
しかし、岡本太郎さんの真に意図する「爆発」は、まったく異なる。
「音もしなければ、物も飛び散らない。宇宙に向かって無条件にパーッとひらくこと」というのです。
この「爆発」の意味は、本書を読めば、骨身に染みて理解できます。
この本が、あなたの人生を爆発させる起爆剤になることを願っています。
では、本日はこの辺で。OYAYUBIなさい。
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